2018年初頭に発表。制作はおおよそ2年弱。
自分で創作活動を始めるにあたって、目標としていたのがアルバム5枚。
友人に「なぜ5枚なのか?」と聞かれて「よくわからないが5枚なのだ!」と話したのも今は昔(笑)。
当時は「5枚くらいは作るエネルギーはあるだろう」というだけのイメージだったわけだが。
制作の途中はそれほどの感慨も無く(笑)、淡々と進めていたような気がする。
もちろん5枚で終わることもなく、5枚目を作ったのちに新しい楽器を買っている。
なかなか当初の予定というものは変更するようだ(笑)。
01 DELIGHT
低いAをキーとした曲。
ベース・ギターともチューニングを1音落としているため、もはや何の音かがよくわからなくなっている。
低音の分離は素人が扱ってはいけないのだろう(笑)。
最初は普通のAキーで試していたのだが「違う!軽すぎる!」と自分の中のヘビーキャラ(?)が却下。
今思えばそのままでよかったんじゃないか・・と思いますが、当時はそう思ったのだから仕方がない(笑)。
今聴くと、ドラムは頑なに「普通」から逃避して結果的に場を乱しているような気がしてならない。
まぁうるさいですね。 02 Imaginationist
変拍子の曲は意識して作っているわけではないが、ソフトで拍子を登録するため、否が応でも意識はする。
この曲の場合であれば、要は頭の中で鳴った「初期衝動」はたまたま7拍子だった。
ただ制作に入ると「7拍子縛り」の曲として、製作が進んでいくわけだ。
もちろん拍子は途中で変えることも可能だが、そうなると「意識的に」7拍子縛りを外すことになる。
そうなると「敢えて7拍子を外しにいってる」という展開が頭をよぎるため、何だか嫌味な感じ。
要は何が言いたいのか自分でもわからないが、変拍子はそういう意味で難しい、ということだ(笑)。
ちなみにサビのような部分は、若かりし頃に作っていた曲の残骸(残骸って言うな)。墓場から復活(笑)。
中盤のギターソロのコード進行や7拍子は、今でも自分の中で好きな展開のひとつ。
ただのメジャー7thじゃねーかって?
うるせー!何だっていいじゃなーか(笑)。
03 New Conception
打って変わって「どストレート」のビート。展開も普通。
そういう意味では「全くタイトルと一致しない曲」ではあるが(笑)。
自分の中のPOP軸(どんな軸だよ)での新しいコンセプトだったのかもしれない。
なぜこんなタイトルになったのかは覚えていないが、多分中盤の「似非タンゴ」。
この部分がもっと長くて、最後はタンゴ調のまま曲が終わっていたような気がする。
結果的には元に戻ることとなったが、その遺跡がタイトルに残った、と。
そう思うことにしよう(笑)。
04 Escapism
ああ・・すべての楽器がもう少し上手かったらな、と思った曲。
というか、ドラム下手になったな、と痛感した曲でもある(笑)。
叩いているときは「1テイクで楽勝っすよ」みたいな感じで終わったが、まぁ編集で苦労した(笑)。
曲としてはこちらのほうが「New Conception」のような気がする。
ちなみに制作している時より、今のほうが好きな曲です。明るいまま終わらないところとか(笑)。 05 Breeze From Forest River
久々のゲスト登場。
愛媛県に遊びに行ったときに久しぶりに会って、盛り上がって、そのままデータやり取りしてできた。
元々は全部ひとりでするつもりだったけど。
話している間にスナップ写真を撮っておきたいようなイメージが湧いて、依頼したら快諾してくれたわけ。
多分実際は変わらないとは思うが、楽器というものは「人間の器も出る」ような気がしている。
そういう意味では、メラメラしていたころに比べると、表層的な技術面では下がっているかもしれない。
でも重心が下がってじっくり構えている、今の音のほうが好きだ。
ちなみにまだギャラは未払いのままだ(笑)。
また時間ができたら支払いに行こう(笑)。
06 Gallop
ドラム下手になったな、と痛感した曲、第2弾(笑)。
小節内に「決められた数を叩く」ということすら微妙な場面がた~くさん。
楽器の上手な方々の演奏で聴いてみたい曲ではある(笑)。
あとはMIXかなー、もうちょっと何とかできたよなー。
もし、このアルバムで焼き直しをするなら、真っ先にこの曲だな(笑)。
07 Family
メインテーマは遊園地の夕方、もしくは帰り道などで思いついたような気がする。
そういう意味ではタイトルが平凡すぎるが、別に「家族」とは言ってないからな(笑)。
タイトルを決めるときは一応調べてはいるぞ。
でもテーマ自体は一気にできているので、自然な感じは残っているし、いい意味でPOPだろう。
ギターソロの組み立てもこのアルバム内では秀悦の部類ではないか。
部類・・そうこれがタイトルの真の意味だ(笑)。
08 Simple Prayer
大きな空間で祈りを捧げる美女。
最初のイメージはそんなゲーム的な発想だったと思う。
だからパイプオルガン。発想がシンプルすぎる(笑)。
お、タイトルと合致している。
あとギターソロのコード進行で、途中で外すも元の着点に戻れるよう祈っている様子が目に浮かぶ。
おーこれもタイトルと合致しているではないか(笑)。
やはり名は体を表す、ということだ(笑)。
09 The Last One
最後のドラムソロ?は、もはや余興レベルではあるが、全編通してシリアス。
ただAメロからBメロと順にできていったせいで、メイン部分が一番どうにもならなかった記憶がある。
何度も作り直して、もう必要ないかというところまで行ったような。
今も必要だったのか?と聞かれると答えられない(笑)。
でも中盤の展開はこのアルバムの中では一番かな。らしい、というか。
知らない人に30秒だけ紹介するなら、ココを聴け、と。
聴かされたほうは「はぁ」となること請け合いかもしれんが(笑)。
・・次だ、次(笑)。
10 LIFE
元ネタは大昔の曲。
それを今の好きなスタイルでアレンジするとどうなるのかな、という実験。
うまくいったのか、そうでないかは皆さんが決めること。
ただ、歌のメロディが基本となった曲なので、展開は穏やかで馴染みやすいかも。
現に昔の曲だけど断片はずっと覚えていたし。
中盤の展開は・・うーん、無理やりだったかもなー。
そういう意味では「よくも悪くもそれが人生ってことよ」と。
お、これもタイトルに合致している(笑)。
うーむ、もはやここまでタイトルと曲があっているとコンセプトアルバムのようだ(笑)。
ご清聴、ありがとうございました。
皆様の何かの場面のBGMとなれれば本望です。
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